お知らせ
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2019.01.10 / きものちょこっと話きものお仕立て ちょこっと便り 2019.2
本年もどうぞ宜しくお願い致します。
弊社では昔の小さめの着物の仕立替えのご注 文も多く、前号では「洗い張り」のお話をさせ ていただきました。
『洗い張りや、解き湯のししたらほぼ縮む』こ の言葉、お忘れになりませんように。(笑)今 回は寸法を大きくする場合、ご検品される時に 見ていただきたいポイントをお伝えします!
まず身丈を長くするための内揚げがあるかど うか(身頃の前後共に)です。あと見落とすの が衽の縫込みですね。身頃が取れても衽丈が足 りないことがよくございます。 また、表地は取れても胴裏の縫込みがなく長 さが取れないこともよくあります。裄も同じで 表の生地幅は足りるけれど胴裏の生地幅が短い こともあります。
身丈4尺2寸以上、裄1尺8寸以上の寸法のお 着物は胴裏も全部交換されるほうが綺麗に仕上 がりますし、長さや幅が足りないということも 少なくなりますのでオススメ致します。 八掛も擦り切れや汚れを隠すために短く付けた りいたしますので、胴裏が長めのほうが安心で す。 どうぞご参考にしていただければと思います!